ほら、あんちゃん見つけたよ。
とでも言いたげに、押し入った柳生の荘で見つけた書を誇らしげに掲げる霧生くんが、
少々憐れでありながらも可愛いらしく見えてしまうのは欲目なんでしょうかねぇ。
実は先ほど「一」を見てました。
霧生くんってば何回か笑ってるんですよね。優しくされると、はにかむのよ。
「一」の頃は幸せだったのかな~。いやいや、それは偽りの幸せだよね。
さて、「七」の霧生くんは引き続き戸惑ってばかりいますし、痛い目にあいます。
「爆羅!」
多分このとき霧生くんは、封印師のワザを使ってみたら相手が驚いてくれたので、
ちと嬉しかったんだよね~。なもんで気ぃ抜いちゃったかな。
「この俺に小細工は効かぬ!」
と言ったそばから、陣内の小細工に嵌まってました(というより既に嵌まってたんですね)
霧生くんの甘ちゃんサ加減に万歳!
ガァーッ!陣内この野郎っ!まっこと腹が立つ!!
霧生くんのお顔を蹴るっていうより踏み付けてるんだもんなぁー。
そんなデカイ図体で踏んだら痛いじゃないか!潰れちゃったらどうすんのよ。くっそぉ。
けどね。これは仕方のない事だったのだと最近納得したんです。
「カオルちゃん I」で、島田組の事務所に3人で向かうところがあったでしょ。
その途中で、カオルちゃんに挑んだ四万十くんがあっさり倒されるじゃないですか。
で、起き上がろうとしてるところに、続けてイサミちゃんが走ってきて、
四万十くんの体を飛び越えるかのように顔面に蹴りを入れて走り去って行ったんですよね。
最近「カオルちゃん」と「ムラマサ」を交互に見てたもんですから、
先日このシーンを見たとき、あぁー因果応報ってヤツだわね~って思った次第です。
え?だから許すのかというと、いえいえ、許しませんよ。陣内め!
後ろ手に縛られて洞窟に転がされる霧生くん。うん。それだけでも十分モヘツボなのに、
「よせ!やめろっ。」
って、そんな身悶えしながら言われちゃったら、陣内でなくてもニヤけちゃうっつーの。
「こぉーんな楽しみを止められるワケがなかろぅ~」
って、なんて嬉しそうに笑ってんだ陣内!
あ。…でも止めなくていいです。どうぞ続けてください。陣内様。
殺されたときより痛いんじゃなかろうかというほど悲鳴をあげていた霧生くんですが、
カフンッってなった後の、呆けたお顔は健在です。
あぁなんてギャップの激しいお顔なんでしょう。
アホンダラあんちゃんは行方をくらました弟を一生懸命探してくれてたんだと思います。
洞窟で腑抜けてる霧生くんを見つけたときの怒りっぷりは尋常じゃなかったですからね。
「霧生に何をしたっ!」
って怒鳴ってるあんちゃんは本当に必死でした。
怒髪天を衝く勢いでした。(衝くべきハツが無いって話もありますが。へへへ)
けど、このシーンはほんと嬉しかったワ~。霧生くんにも聞かせてあげたかったです。
そんなに霧生くんが大切なら、もっと優しくしてあげればいいのに…。できないのよね。
我に返って、慌てて謝る霧生くんへの態度の素っ気ない事ったらありゃしない。
まぁーそれでこそ柳生さんチの兄弟なんだけどね。