渋谷に着いたのが、11時55分でした。
ハチ公前の交差点は赤信号でひとだかりになっていましたが、ズンズン進んで一番前へ！
（ポールポジション！オッケェー！）スタートに向けて気合いを入れていましたら、
青になるちょっと前に、フライングして歩き出したお嬢さんがおりましたので、
（え？いいんですか、それ？ Me too！ ） 私もダッシュ！
しかし、驚いたことに、交差点を渡っただけで息切れしちゃいました。（ゼーゼーゼー）
2、30メートル走っては、ゼーゼー歩き、また走り、また歩き・・・を繰り返しながら、
映画館の建物に着いたのが、12時に1分前でした。（ずぅーっと上り坂なんですものぉ～）

建物の入口にいた係のかたに、「ビルと動物園はどこですか？」と聞いたら
「エレベーターで、3階です」と教えてくださいました。
3階で降りたら、チケットを握り締めた右手を前に突き出したまま、
通路にいた関係者の方々に向かって、「ビルと動物園はどこですかぁー！？」
と、大きな声で言ってました。だって、もう必死です。汗だくです。これっぽちも余裕ないです。
今思うと、相当スゴイ形相だったに違いありません。
男性のかたが「コチラです」といいつつ、チケットの半券を切りながら案内してくれました。
女性のかたが、先着プレセントのジュースを受付のほうから持って来てくれました。
その時初めて、お嬢さん達のいる受付らしきカウンターが手前にあったことに気付きました。

おそらく、室内に入ったときが、ちょうど12時だったんだろうと思います。
本編が始まる直前だったのでしょう、スクリーンには何も映し出されてませんでした。
目も慣れてないせいもあって、座席どころか構造もよく分からないほど真っ暗なんです。
けど、すぐに何度も聞いた音楽が流れてきて、坂井さんが映し出されたので、
（間に合った～！）という気持ちと、（始まっちゃったよ～）という気持ちが、入り混じって、
まだ心も身体も落ち着かず、汗も引かず、心臓バグバグ、いっぱいいっぱいでした。
（早くどこかに座らなきゃ～）と思い、見渡すも、空いてる席に座りにいく勇気もなく、
思案してたら、あっという間に Yama ! さんが登場しちゃったではありませんか！
（あららら、一太くんじゃないのよ！　早っ！）
いつまでも、キョロキョロしている場合ではありません。一太くんに専念せねば！
というわけで、立ち見決定！
実際、すでに20人くらいの人が立ち見してました。

ゲラゲラ笑う一太くん。引き笑いする一太くん。ふざける一太くん。じゃれる一太くん。
オーバーアクションな一太くん。とぼけた一太くん。面倒見のいい一太くん。
明るいんだ～。とにかく一太くんは明るいんですよ。終始、笑ってるんですよ。
たまに、しかめっ面もするけど、それは、おふざけの延長線上にある楽しいしかめっ面なの。
たまには、こんな Yama ! さんもいいですね。
にしても、一太くん、小林さんに抱き付き過ぎですよ！それも背後から！
ワッハッハ。おばちゃん、思わず腐っちゃいそうでしたよ～！

メインどころの二人とその父の言葉数が少ないため、静かなお話になってしまいそうなところを、
漁業組合会長と、一太くんが、出るたびに、無理矢理テンション上げるんですよ～。
もう、それだけで、可笑しいったらありゃしません。
よい作品でしたよ。ハートフルってこーゆーことなんですね。
暑かったけど観に行って良かったと思います。検討中のかたも、ぜひ。

ハハハ。相変わらず、辿り着くまでの方が長い感想ですねぇ。
んふふ。舞台挨拶の感想は、第二弾にてお届けします。