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お庭に落ちてた傀儡を、何気に拾っちゃう霧生くん。
それじゃ「二」で空蝉を拾っちまってたお嬢さんと何も変わらないじゃないですか!
もー。呆れるほどおバカさんですね。
目の前に、あんちゃんが血ィ垂らして突っ立てるんですよ。
おやじさんの腕の中では、おふくろさんが息絶え絶えになってるんですよ。
一般人だって、もうちょっと考えた行動をとると思うよ。
あげく手にした傀儡を「何だぁコレ?」ってふうに、のほほんと眺めてる場合ですか!?
「霧生っ!?」って声を荒げるおやじさんの方が変に思えてきますよ。
しかし、おっちゃん…。今まで、この子にどんな教育をしてきたんでしょう。
柳生のお仕事について教えてきたんじゃないんですか?(長男じゃないから適当だったのかな)
にしたって、兄弟でお揃いの黒い作務衣を着てまでして、
日々、いったい何の修行をしてきてたんだい?寺の庭掃除かネ?
霧生くんってばムラマサがどういうモノだかちっとも解ってないよね。マジで。
あ。ここでも蛇にいいようにされちゃうのね。霧生くんって蛇と相性悪いんだな。
「七」でも蛇には散々な目に遭わせられますよねぇ。
ハイ。毒気の抜かれた顔。ポワンとした表情をすると、ほんと別人のようですよ。
霧生くんが音だけではなく、記憶をも封じられていたことを知ったとき、
剣吾兄ちゃんは、苦虫を噛み潰すような表情をしてくれました。
サンキュー!そんな風に思っていただけたかと思ううと、大変嬉しゅうございます。
でも霧生くんの事を気の毒に思ってる場合じゃないよね。
兄ちゃん、あなたも相当記憶も相当封じられてると思うよ。
だって今の話を聞いてたら、自分はいざこざの後に此処に来たんだって分ったでしょ。
腹違いだっていうのを疑いつつも信じておくのはいいけど、
記憶に残ってないほど幼い頃に、此処んチの子になったわけじゃないのよ。
じゃあ、此処に来る前のあなたは何処にいたのよ?何してたのよ?ほ~ら覚えてないでしょ!
さぁーこじつけますか。
このいざこざのとき、トンボ切りを持ってたのはあんちゃんでした。
だから、このときまでは柳生の跡取りがあんちゃんだったのは間違いないでしょ。
腹違いだという兄ちゃんは別の生活を営んでいたと、おやじさんが言ってたので、
このときまで本家には、子供が2人しかいなかったってことよね。
じゃあ、一体全体いつどこで兄弟のように育ってたんだ?????
お。(ポンッ!) 近所に住んでたっていうのは、どうですか?
寺が本家で、骨董屋が分家だった説でいいんじゃない?
近所に住んでた従兄弟同士なら滅茶苦茶仲良く育ってたとしてもいいでしょ?
(あ、従兄弟だってネタばらしちゃった(笑)いいか、今さら…。)
“別の生活”とは、柳生の跡取り候補の生活ではなかったという意味で、どうでしょう。
だから、剣吾兄ちゃんは普通の小学生、普通の中学生の生活を送ってたのよ。
で、松平さんチのボンとも幼馴染みなんだわよ。部活かなんかの先輩なんだね。
あら、いいんじゃないコレ!
あれ、待てよ…。
「四」で、霧生くんが思わず「剣吾兄さん」って言いかけるトコがあるよね。
私は勝手に次男扱いしてるけど、従兄弟を「兄さん」っては呼ばないかな…。
ほあ? 待てよ、待てよ…。ま~てぇ~よぉ~。
私、岩手に住む2歳年上の従兄を「兄ちゃん」って呼んでるよ!!!いいんじゃん。
なぁーんだ。自分がズバリそーなんじゃん。わー。今の今まで気が付かなかった。
今、この文章を入力しながら、わたくし無性に感動しております!
ハイ。たまげたことにココまでの感想は、
三ノ章のオープニングタイトルが出るまでの、僅か20分の出来事でございます。濃いなー。
続きは、またね!
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http://yama38.blog.shinobi.jp/Entry/855/「ムラマサ 三」 なんと、その1