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やまやまのブロッコリー

山口祥行(Yama!)さんをカッコいいとか可愛いとかいってるだけで応援しているつもりのブログです。

赤りん&白チン 第6弾(4)

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コメント

1. 無題

いやいや、まったくもって“驚愕の”(4)ですね。
先日、うちにくださったコメントから、
「いつかあるんだろうな」と期待はしていましたが、
予想を遥かに超える早さでしたよ。 さすが先生。
「ぜんぜん終わらない」のも(笑)、愛読者としては嬉しいな~。

「白チンにだけは優しい」はずの赤りんが、
白チンにだけ鬼のように厳しくなってるのも、それはそれで素敵です(笑)。

Re:無題

あの時点で(4)は、なんとなく掴めてきてたのですが、
それでも松の内に完成させることができなかったんですよ。
そして(5)にいたっては、
膨らんだり削ったり膨らんだり膨らんだり膨らん…してる最中です。

赤りん、優しいじゃないですか~。
たまにみせる優しさにメロメロなんですよ。白チンが(笑)。

ただいまコメントを受けつけておりません。

赤りん&白チン 第6弾(4)

驚愕の(4)です。
誰もが…というより書いてる私自身が、(3)で終わりだろうと思っていたのに(4)です。
何より(3)を書いたのは、1年も前のことでした。ヒェ~。
すでに自分も話の流れが掴めなくなっていたので、読み直してみたほど間が空いてました。
なのに、なぜ今さら(4)を書くことにしたのかというと、
先日「サイボーグ」をTVでやっていたということを終わってから知ったのと、
実は、そもそもこの後日談が書きたくて赤りん&白チンを書き始めていたのだったということを、
唐突に思い出したからというのと、
赤と白。紅白まんじゅうみたいでお正月向きだなーと思ったからです。
では、いつもどおり読んでやるよ!というかただけ、「つづきを読む」からどうぞ。

※初めての方へ:これはYama!さん情報ではありません。「サイボーグ」からの二次創作です。
--------------------------------------

「「スミマセンでした!」」
雀荘リッキーの階下には、同じオーナーが経営する喫茶店がある。
その一番奥のソファーに大きな体を預けて安藤は座っていた。
テーブルの横には、赤りんと白チンが二人並んで頭を下げて立っている。



詫びを入れるのは早い方がいいだろうと、赤りんはソファで寝こける白チンを起こし、昼過ぎには部屋を出た。
1時間ほど前に目が覚めたとき、赤りんの頭痛は既に治まっていたし、コブができているようではあったが、触らなければ何の痛みもない。密かに財布から抜いてしまってきた昨夜の臨時収入のことを思えば、つい口もとが緩むのだから、どちらかといえばいい気分だった。

ヘルメットを二つ手にして玄関ドアに鍵をかけていると、先に出ていた白チンが、何でエレベーターがねぇんだよーと喚いているのが聞こえてきた。
眉をひそめた赤りんが3階の踊り場まで歩み寄り下を見おろすと、白チンは普段なら触ることもないペンキの剥げた手擦りに体重を預けて、呼吸を整えながらゆっくり階段を降りていた。
「俺が…、どんだけ、苦労して…、のぼったと、思ってんだ!この野郎っ!」
と、階段に向かって悪態をついている。
オメエが勝手に来たんだろうがと赤りんは言いそうになったのだが、今朝の場景を思い出し、それはやめておいた。
白チンの背後には、タクシーの運転手が申し訳なさそうに立っていたのだ。
無賃乗車されないように付いてきていたのであろうが、ひとりでは部屋まで何分かかるか分からない白チンの様子を見兼ねて、階段をのぼる介助もしてくれたに違いない。
今更ながら運転手に謝意を感じつつ赤りんは少しだけ急いで降りると、白チンの後ろに付いた。ただし、手は貸さない。

包帯の巻かれた頭が左右に揺れつつ降りていくのを黙って眺めていたのだが、ふと自分の左手に持っている白チン用のヘルメットが気になったので問い掛けてみた。
「なあー。お前、メットかぶれんのか?」
「ん?…あぁ大丈夫だ。いらねえ。」
一瞬考えたようだったが振り返りもせずに返した白チンの答えは、可能か不可能かではなく、不要だというものだった。
「何で?」
「あのな…、妊娠、してる、とな…、シートベルトは…、しなくても、いいんだゼ。」
会話するのもそれなりに辛いらしく返事は途切れ途切れだったが、それにしても何の話をしてるんだコイツは?と訝りながらも、続きを促す。
「はぁー。…で?」
「俺…、頭、縫った、ばっかじゃん。そーゆー人は、な、メット、かぶんなくて、いいんだよ。」
赤りんの眉間の皺が深くなったことに、前を向いたままの白チンは気が付かない。
「へぇー。誰が言ってた?」
「ソーリ大臣!」
ヘラヘラと笑って振り返った白チンは、自分を見おろす赤りんの形相に気付いた瞬間慌てて前へ向き直り、や、まぁ平気だからサと口ごもりながら階段を降りることに専念した。

ときどき白チンは赤りんが何故怒ってしまったのか解らないときがある。
しかし、怒らせると誰よりも怖いので、そんなときは取り合えず穏便にその場をやり過ごすようにする癖がついていた。
どうにか地上に辿り着いたところで、バイクを出しに駐輪スペースへ行った赤りんに向かって、
「こんなもん、取っちまえば…、いいだけだしな。」
と告げ、白チンは頭の包帯を解き始めた。
左腕は痛くて上げられないので、右手だけで乱暴に解き捨てる。
続けて額のガーゼを剥がそうとしていると、それはまだ貼っておけと戻ってきた赤りんに止められた。
赤りんにしてみれば怪我の治癒を心配しての意見ではなく、詫びをいれるときの言い訳の材料として痛々しい見た目を残しておきたかっただけのことなのだが、白チンは赤りんが機嫌を直して心配してくれたのだと思い、ほっとした。
そもそも白チンの顔はアザだらけで腫れあがっているし、ジャージは血まみれで散々な状態なのだから、そんな駆け引きなど必要ないくらい被害状況を訴えるには十分な姿だったのだが。

結局、白チンはメットのアゴ紐だけを首に引っ掛けて、後ろに跨った。
「まいったよな~。もぅ体中痛くてしょうがねぇ~よ。」
と言いながら体に負担のかかりにくそうな座り方を探っている。
「だよなぁ~」
と、どこも痛くないのだが赤りんは同意した。

アイドリング中に、赤りんはもう一つ気になっていたことを口にした。
「お前、肩やったんだろ?何で吊ってねぇんだ?」
白チンには脱臼癖がある。以前は何日か吊っていた。
「ん~。病院で、捨てた。」
ニコニコ笑って答える白チンが、少々憐れに思えてきたので、
「落ちんなよ。」
と声をかけてやった。

--------------------------------------
だあああ。ぜんぜん終わらない…(ーー;)
(5)へつづく
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1. 無題

いやいや、まったくもって“驚愕の”(4)ですね。
先日、うちにくださったコメントから、
「いつかあるんだろうな」と期待はしていましたが、
予想を遥かに超える早さでしたよ。 さすが先生。
「ぜんぜん終わらない」のも(笑)、愛読者としては嬉しいな~。

「白チンにだけは優しい」はずの赤りんが、
白チンにだけ鬼のように厳しくなってるのも、それはそれで素敵です(笑)。

Re:無題

あの時点で(4)は、なんとなく掴めてきてたのですが、
それでも松の内に完成させることができなかったんですよ。
そして(5)にいたっては、
膨らんだり削ったり膨らんだり膨らんだり膨らん…してる最中です。

赤りん、優しいじゃないですか~。
たまにみせる優しさにメロメロなんですよ。白チンが(笑)。

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04/28 諒  (miyo返信)
01/29 篠宮あきら  (miyo返信)
11/19 磯邉  (miyo返信)
11/15 月下  (miyo返信)
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05/30 あきら  (miyo返信)

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