米助くんとクモ助くんとで、懸賞金がかかってしまった仁さんをガードしてるのですが
「目障りだ、事務所に帰ってろ！」
って仁さんに言われちゃいました。アテにされてないどころか邪魔者扱いされてます。
確かに、ガード役の二人は、黒いシャツに黒いスーツで、いつもどおりのスタイルとはいえ
仁さんにピッタリくっ付いて、暗いし、重いし、明らかにジャマくさそうだもんな～。
それにひきかえ、的になってる仁さんは、明るい茶色の皮スーツ！派手すぎませんか？

けど、それで素直に事務所に戻っちゃったんで、今度は義郎さんに怒鳴られちゃいました。
「スミマセン」
ん～。いつもいつも謝ってばかりですよねぇ。

怒られてばかりではいられません。怪しい兄ちゃんを路地裏の駐車場に追い詰めました。
捕まえて押さえつけてるのは米助くんでした。
クモ助くんは、その様子を眺めながら、後からゆっくり近づいてきたんです。
あれ？めずらしく手を出しませんよ。と思っていたらば、この兄ちゃんがアホーでね。
クモ助くんに向かって「知らネェよ、バァ～カ」なんて、なめた口きくんですよ。
あ～。ほら。キレちゃった。いきなり拳銃だして、兄ちゃんの鼻ッ先につけました。
「やめろって、まずいよ」って、慌てる米助くん。
「まずいよ」って、ビビル兄ちゃん
「まずくねぇよ」って、撃鉄を起こすクモ助くん。
ウッフッフッフ。やっぱり、ヤクザなんだもん。こうでなきゃネ！いい人なワケないじゃん。

算数のお勉強の時間です！　
（「ハイ」＋「ヘイ」）／２
答えはネ。クモ助くんが電話に出るときの声で～す！　いい声ですよねぇ。

雨宮さんの店を見張りながら、親指で唇をスリスリしてました。
見ていたことが、ただそれだけで嬉しくなる瞬間。

「アニキィ～？　アニキ！」
同じ言葉なのに、Yama ! さんの言う『アニキ』は千差万別よ。
仁さんを守るために、必死なんですよ。がんばれ！クモ助くん！
仁さんの額に１ｍくらいの至近距離から拳銃を向けている雨宮さんに、
10ｍくらい離れたところから狙いをつけているクモ助くん。
う～む。でもそれって、撃たれちゃったら、もうどうしようもないですよネェ。

今日のクモ助くんは、ついてません。
走り去る車のタイヤを狙って数発撃ったのですが、あたりませんでした。
今日のクモ助くんは、カーチェイスもついてませんでした。厄日か？
「スミマセン。まかれました」
よし。謝っちゃおぅ！基本だよ。