ぅおおおおおおおっっっ！！！
いきなり Yama ! さんだ。 Yama ! さんが歩ってるよぉおおおお。
「渋谷中央署署長 神内一樹だ」って、字幕だけじゃなく、自己紹介しちゃってるよ。
それも、もっの凄く掠れた、抑えた声で！うはっはっは。嬉しいよぉ！
バリバリのキャリアですってよ。公務員ですよ。管理職ですよ。有り得ねぇー。
きっちりネクタイを締めたスリーピースのスーツ姿に、黒いロングコート。
雰囲気的には田所さん風なんですけど、滅茶苦茶性格悪いんです。
銀縁眼鏡の、すこぶる嫌な奴なんですよ。

畑仕事の合間に署長の生い立ちを語る婆ちゃんが、「一樹ちゃん…」って何度も言ってました。
という訳で、ウチでの呼び方も一樹ちゃんに決定！

随分昔ですが、原作を中途半端に読んでいたので、
Yama ! さんが、キレキレで、人でなしの役である事は承知しておりました。
が、

が、ですよ。
度々挿まれる回想シーンでの一樹ちゃんは、前髪を斜めに下ろした小羊ちゃんだったんですよ！
ねじり鉢巻きをして公務員試験のお勉強をしているシーンがありました。か・可愛い。
自転車で警邏中のお巡りさんのシーンがありました。か・か・か…っ。
死刑確定でのRIKIさんを彷彿とさせますが、圧倒的に一樹ちゃんの方が可愛いいいい！
ふひぃー。二兎を得ちゃった気分です。
小羊一樹ちゃんのときって、本当に若く見えるんです。初々しいわぁ～。
それでいて、キレキレ一樹ちゃんのときは、メタルフレームをクぃっと上げる仕草も、
口をへの字に曲げて怒鳴る姿も、まぁーホントに嫌味なオッサンなんですよ。
「お前の腐りきった根性を叩き直してやろうと思ってなぁ」って、
しょええええっ！一樹ちゃん、あんたの方が腐ってるってば。

Yama ! さんがショルダーホルスターを身に着けてる姿って、ちょっと初ではありませんか？
まぁー珍しい。いつもなら、ウエストに突っ込んでるだけですものね。

コレ、間違いなく主役は Yama ! さんですよ。
なんたって出ずっぱりですし、一樹ちゃんの心情描写を中心にお話が進みますし、
だから、欲目だとしても感情移入できるのは一樹ちゃんなんです。
彼、ウブなんだわ。
こーなると、キレキレさ加減にも悲哀が漂ってきて、どうしますか？あ～ららら。

「今日のところは負けを見とめてやる…。だから…殺すな」
頼んでる立場なのに、「殺さないでくれ」じゃなくて「殺すな」って命令形なんですよ。
うふふ。良いですねぇ。追い詰められても捨てられないプライド。強気な言いっぷり。

そういえば、「狂ったか？神内」と、白竜さんに言われてました。
ハイ。一樹ちゃんってば、完ぺきに狂っとりマス。