「小羊」の条件は、見た目ではありません。
その証拠に、私の 「King of 小羊」には、ヒゲが生えてます。
今さら力説するのも、こっ恥ずかしいのですが、
小羊の条件。それは、ウルウルした目。そして、プルプル震える指。（それって見た目じゃん！）

とにかく、状況！　シチュエーションがいいんですよ！
仁王立ちのRIKIさんの前に、投げ出され、床に転がる根岸くん。
ほらっ！　まるで生け贄として引きずりだされた小羊のようでしょ！！
いきなり、出番は、こっからですからね。　そりゃーインパクト強いわ。
白いシャツも、顔も、震える指も、血だらけで真っ赤なの。
ウソ。　いや、ホント。
根岸クンのシーンは全部モノクロなんです。だから、あくまでも色はイメージでしかありません。
だけど、真っ赤なの！　そーなのよ！　根岸くんは、血だらけで真っ赤なの！！
白いシャツに、赤が映えるのよぉぉぉーーー！

足元に倒れてる根岸くんを無言で見おろしてるのは、RIKIさん目線のカメラなんです。うぁぁ。
で、そのカメラがじっと捉えるのは、RIKIさんを見上げる根岸くんの目なんだな。
この目が、また、いい！　ウルウルしてるんだけど尖ってるの！
痛いのかな、怖いのかな、その目は、何を訴えてるん？　ハイ。条件クリア！

そして、ちょうど胸の前あたりで固まっている手。　いつものあの位置よ！あの位置！
指の一本一本が、それぞれハッキリと曲がって、震える細い指。　ハイ。こっちの条件もクリア！
Yama ! さんはね、顔のアップのときでも、指が一緒にフレームに入るんですよ。
なんてお得なんでしょう！　両方一緒に堪能できるんですよ。　うひょひょひょひょ。

そして、そんな二人を意地悪げに責めてるのが、エンケンさんです。
RIKIさんは根岸くんから目をそらすと、なるだけ無表情に徹してるんです。
本当は「大丈夫か！？」って抱き起こしてあげたいはずなのよ！　
だって、エンケンさんいわく、
根岸くんは、RIKIさんの“マヌケな舎弟”なんですよ。“可愛がってた弟分”なんですよ！
なのに、一言の声もかけてあげないの。　できないの。
だから、RIKIさんも耐えてるんだよなぁー。って思えるんです。
そんな困惑した様子のRIKIさんを下から窺っているのが、
今度は根岸くん目線のカメラなわけです。
この時の根岸くんは無言なんだけど、ビクビクした表情が、いーんだ！これがまた。
自分のせいで兄貴が窮地に立たされているのが解るから、根岸くんも何も言えない。
ふわぁー。最っ高だぁ！

エンケンさんに追い詰められて、ついに、もう一度、根岸クンを見おろすRIKIさん。
RIKIさんと、目が合っちゃった瞬間、ビビる根岸くん。
顔の前まで持ってきていた両手が強張ってるんですよ！　きゃーっ！！
「・・・ァ　　・・・ニ・キぃ゛ぃ゛・・・」
絞り出すような声！　決して命乞いはしない。　でも、死にたくないよね。
あーーー。そんな目で、こっちを見ないで！　いや、見て！
すがるような眼差し。　あたしゃ、どーにもしてあげられないよ！

うわぁーーーっっ！　♪ヾ(≧▽≦)ノ彡☆　カッコイイーーーーーッ！！
ただ可愛らしくウルウルしているのが小羊だと思ってちゃイカンのよ！　カッコイイんだ！
兄貴のために、命かけて、気合い入れて、頑張っちゃってこその小羊なんだよ！
だから、いいんだなぁー。　そこが、いいんだねぇー。
カッコイイ！　カッコイイよぉーーーー！　「 King of 小羊 」カッコイイぞぉぉぉぉ！！！