「ひとひと」の特典映像です。相当悩んだんですけど、買ってしまいました。
そして、失礼なことではありますが、いきなり特典映像から見ました。
“これは、本編の構成上、大幅に割愛した劇中映画『ブラックバード』を編集し直したものです”
という紹介文を読んだだけで、見ないうちから満足してしまった次第であります。
さて、
以前、張り切って叫んでいたとおり、Yama ! さんが、村木さんです。
驚くほど、渋そうな顔をして立ってるんですよ。何しろ、村木さんですもの、大人ですよ。
短くカットした髪。(石井監督は Yama ! さんの後頭部が好きだから喜んでたんでしょうね)
黒いスーツに、ノーネクタイ。白いシャツのボタンは、大きく開けてるんです。
でも、ヒロくん(誤爆)や、クモ助くんとは、雰囲気が違うんですよ。なんでだろ?
「夜がまた来る」で、名美を責めていたのは、桔平さんでしたが
「ブラックバード」で、その役はケーサクさんでした。(電気ビリビリマンですよ)
で、その様子を、村木さんは、腕組みして、ニガ虫を潰したような顔をして見てるんですが、
見るに耐えかねたって感じで、一瞬、天を仰ぐんです。
おぉー! この顔、いいワ! いつもの Yama ! さんじゃないみたいな Yama ! さんです。
あれ? ゆうこ? 名美じゃなかった。そりゃまーね。そう都合よくいきませんか。
押さえた口調で話すから、いつものかすれた声が、空気をはらんで尚更、大人のハスキー声。
解ったぁーー!! これは、場末の田所さんって感じだ!
身なりは、ちょっと見ヤクザ風なのですが、肌蹴た胸元に金ジャラネックレスがないんですよ!
そして、落ち着いたモノ言いをするもんですから、田所さん風味なんですね! うん。納得。納得。
ちょっと、ちょっと! 危険が迫りまくってるときに、なぜそんなに見つめあう! 必要ないだろ!
あ! でも、戦いの場に向かって歩き出す一歩目の出方は、ヤクザ風だった。ハハハ。大股。
スゴイ!スゴイ! アクションバリバリ大サービスですよ。え?こんなに一杯でいいんですか!
殴る&蹴る&投げる! 最近のどの作品よりも、多いんじゃないかなぁ。
村木さんひとり VS ・・・待ってて、数えるね。 1・2・3・・・10人以上。ハンデ戦です。
木刀を奪いました! 振り回して、のし歩くさまが、すっかり悪モノです。
その木刀を放り投げ、大男に向かっていく間際に、左手でお顔を拭ってました。グッジョブ!
小走りにちょっと助走をつけて、ケーブルの束を軽くジャンプ! そしてそのまま、大男にアタック!
殴られて、でもやっつけて、鼻の頭もひと擦り。
次々、襲いかかる敵に、パンチかまして、キックかまして、
「ぁ゛ぁ゛ぁ゛ーーーっ!」 気合いの雄叫びをあげてました。
劇中映画の撮影シーンなだけあって、撮影終了後の様子とかもあるんです。
ニコニコ握手してたり、花束貰って、「ィエーぃ!」とかやってるんですけど、
ホントのYama ! さんも、こんな感じなのかな。 やってそうーですよね。
あれ? 喜多嶋さんのことを津田さんが「鏡子さん」って呼んでました。
そーでした。そーいえば、そもそも「ブラックバード」は劇中劇中劇でしたよね。
ってことは、村木さんを演じる俳優を演じる俳優を演じるYama ! さんだったんですね。
しまった! ますます、複雑怪奇! 謎が深まってしまった!!(゚◇゚;)!!!
そして、発見! これが真相か!?
事件を伝える新聞記事の中に「愛の行方 真相は深い闇に」という文言がありました。
劇中劇中劇のもう片っぽは「愛の行方」でしたよね。
じゃあ、今回のタイトル「ブラックバードの真相」の名前の由来は、
この残りの「真相は深い闇に」という部分から来たのでしょうか?
ビ○トルズの「blackbird」もピッタリだと思うのですが・・・。